サプリメント入門



亜 鉛の臨床試験とその効果について

亜 鉛不足による味覚障害

最近は、高齢者のみならず、20〜30歳代の若年者にも、亜 鉛不足による味覚障害が増加しているようです。

兵庫医科大学耳鼻咽喉科の味覚外来を受診した味覚障害患者を調べたところ、障害の原因は様々でしたが、すべての原因で50〜70%亜 鉛不足が認められたそうです。

亜 鉛は風邪を治す

亜 鉛が風邪を早く治すのに効果的であるという臨床試験が知られています。

例えば、99人の患者を対象にした研究では、13.3rの亜 鉛投与によって、風邪の期間が短縮しており、さらに、212人を対象にした研究においても効果が認められました。

亜 鉛は、風邪の原因ウイルスの1つである「ライノウイルス」が呼吸器系の組織に侵入するのを防ぐことで、効果を示すといいます。

なお、その他、胎児の成長、下痢や関節炎、頭部外傷に関して、亜 鉛サプリメントによる効果が報告されています。

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亜 鉛の摂り方は?

亜 鉛の1日当たりの所要量は、30〜40歳の成人男性で12mg、同世代の女性で10mgで、許容上限摂取量は30rとされています。

加工食品の摂取が多い人や、外食・偏食傾向のある人は、亜 鉛サプリメントを予防的に摂ることが望ましいです。

なお、風邪に対して利用する場合には、症状が発現してから24時間以内に服用することで効果が期待できます。

亜 鉛の注意点は?

亜 鉛を服用すると、吐き気や下痢といった消化器症状が現れることがあります。

また、1日当たり100〜300r以上を長期間摂り続けると、過剰症になり、頭痛や吐き気・嘔吐、発熱、倦怠感などが生じます。

なお、一部の医薬品は、亜 鉛によって効果が弱くなりますので、病院で治療中の人は、主治医と相談の上、利用するようにしてください。


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