亜 鉛不足による味覚障害
最近は、高齢者のみならず、20〜30歳代の若年者にも、亜 鉛不足による味覚障害が増加しているようです。
兵庫医科大学耳鼻咽喉科の味覚外来を受診した味覚障害患者を調べたところ、障害の原因は様々でしたが、すべての原因で50〜70%亜 鉛不足が認められたそうです。
亜 鉛は風邪を治す
亜 鉛が風邪を早く治すのに効果的であるという臨床試験が知られています。
例えば、99人の患者を対象にした研究では、13.3rの亜 鉛投与によって、風邪の期間が短縮しており、さらに、212人を対象にした研究においても効果が認められました。
亜 鉛は、風邪の原因ウイルスの1つである「ライノウイルス」が呼吸器系の組織に侵入するのを防ぐことで、効果を示すといいます。
なお、その他、胎児の成長、下痢や関節炎、頭部外傷に関して、亜 鉛サプリメントによる効果が報告されています。 |